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カラーアルマイト芸術の旅---ローズゴールド加工の秘訣

一般消費者のアルマイト処理についての理解は、単にシルバー・グレー・黒等の色があるということに留まっていますが、近頃、3C製品にローズゴールドが登場し、人々を驚かせました。ローズゴールドはアルマイト加工では非常に大きいチャレンジで、自動生産ラインと安定した工程管理により、ローズゴールドの色を安定させ、均一で光沢を確保することが必要です。

 

アルマイト染色のローズゴールドは、Labカラーシステムを用いると、L:77-84、a:10.5-14.5、b:8.5-10.5で表現されます。膜厚は10-13um、光沢度は9-12です。

 

ローズゴールドの表面品質を保証するためには、以下の生産パラメータの重点管理が必要です。

硫酸濃度:硫酸濃度:を少し高めにすることで、酸化膜の溶解反応が促進され、ポーラスの拡張に有利となり、染色がしやすくなります。

アルミニウムイオン濃度:アルミニウムイオン濃度が低いと、生成された酸化膜の吸着力が低くなり、染色速度に影響します。アルミニウムイオン濃度が高い時は、酸化膜の均一性に影響し、不規則な膜層が出現しやすくなります。

酸化温度:温度が低すぎると酸化膜の膜孔が緻密になり、染色速度が著しく低下します。温度が高すぎると酸化膜が柔らかくなり、染色のコントロールがしにくくなります。

電流密度適切な電流密度は一定範囲内で膜の成長速度を加速しますが、一定値を超えると成膜速度は逆に下がります。

膜厚:酸化膜の厚さは一般的に10µm以上です。

 

威鋁は16年のアルマイト加工の経験を集大成し、自動アルマイト生産ラインを導入しました。長さ3.6m以下の製品を生産でき、お客さまが製品の外観設計をされる際に、より個性的で多元化された外観をお選び頂けます。

2017-03-25 リターン